2017年 07月 16日
世界文化遺産の街カセレスで人のいない空気を楽しむ

2017年 06月 18日
エコツアー?それともダイエットツアー?

2017年 05月 19日
犬の物語!スパニッシュ・グレイハウンドを知っていますか?


2015年 10月 18日
女性闘牛士




2015年 03月 22日
チョコレートの歴史
2014年 10月 05日
グラシオッサ グレイスフルな島に行きたい
囲炉裏のまわりで おじいさんやおばあさんの語るおとぎ話を聞くのがつらい時代を生きる一つの方法だった。
今も たぶん 私達にはおとぎ話が必要なのだと思う。
子供たちが独立したらどこに住みたいか
そういう話を夫とする。
特に夫にとって それは 心を癒すおとぎ話。
まだまだ 遠いむこうにある。
最近は カナリア諸島にある小さな島 グラシオッサに住もうと話している。
グラシオッサ島にある町 ソムブレシート
フランス海岸で日向ぼっこ。
ひとつひとつの名前がかわいくていかにもおとぎ話だ。
グラシオッサ graciosa (gracioso の女性形の形容詞)を辞書で引くと
愛らしい
既知に富んだ
愛嬌のある
無償の
おかしな
名詞 男性形で 戯曲の道化役
英語で graceful.
最初にこのことばを覚えた時はかなり困惑した。
あの人 面白い人ね というときにも使うことばと gracefulが うまく噛み合なかったからだ。
クラシック音楽の楽譜には イタリア語で graziozo と言うのも出ている。 おもしろおかしく弾くわけではもちろんなくて 日本語の説明では 優雅に となっている。
グラシオッソって言うのは モーツァルトの音楽みたいなものだよ と夫がいう。
たとえば チェエフォフの『桜の園』のラネーフスカヤみたいな感じ。
軽くて ほほほほほ と 笑っている あの姿を想像すればいい。
お金に困っているのに 物乞いが来ると 『あらあら 銀貨しかないわ』と言いながら銀貨をあたえる あのおおまかさ。 それがグラシオッサなんだ。 お金を持った貴族のあのおおまかさ。杉村春子もラネーフスカヤを演じた時 たしかに ひらひらと軽く動いていた。
あれが グラシオッサ。
夫が言う。
どこに住んでるのってきかれて グラシオッサに住んでるの て 答えるのさ。
とっても グラシオッサだと思わないか?
それは おもしろく 既知に富んで 愛嬌があり とてもgracefulだ。
2014年 08月 18日
アルメリア カボデガタ自然公園。
2013年 11月 17日
レイナ ソフィア 美術館 マドリッドにて
分かったつもりでいても 子供だったから 頭の中で わかったような わからないような
それでも ちょっと きどって 引用してみたりしていた。
カソルラは 小さな村だから 静かだろうと思うかもしれないけれど 意外とうるさい。
今は いかにも スペインらしい村も減ってきたからかどうか
だんだん 年ごとに 観光客が増える。
静けさを求めて 山に行くこともできるが ときとして 沈黙 が 欲しくなる。
沈黙
マドリッドに 沈黙をもとめて ゆっくり 出かけてきました。
レイナ ソフィア美術館に。
あのゲルニカがあることで有名な美術館です。

特別出展 マン レイ


こういう軽く 粘土をいじっただけのものも 一目でピカソとわかるところが
ピカソのピカソであると言うことなんでしょうね。
彫刻として よいわるいは 別にして


私は アントニー タピエスが好きなんだけど 今回は けっこうたくさん陳列されていて満足
ミロみたいな タピエスの作品と タピエスみたいなミロの作品もあって
きっと あいつ いい作品つくってるな とか 色々 思って 作ってみたものの
やっぱり 僕は僕の 作品を創っていくしかないなと まよっていた巨匠たちの若い姿を見たようでうれしかった。
ジョン ケイジの 若かりしころのテレビ番組もみた。
リラックスしていて おばちゃまたちもけたけた笑っていて
なんか 彼の目指していたものが見えたような。
幸せ気分
レイナ ソフィア は アトーチャ駅前
月曜日 七時から入場無料です。
2012年 09月 07日
ロンダ の 町に行く
マラガ
二十年前に行ったときは 小さな村という印象。
今のカソルラみたいな感じ。
午後二時に 毎日 日本人がやってくる。
団体パスが 15分くらい止まって あわただしく バルのトイレを使い
大急ぎで写真を撮る。
一度 入るとなかなか出られない町だったので 滞在者はそれなりに
時間の余裕のある人。 つまりお金のない人。
今では イギリス人 イタリア人 ロシア人 フランス人など たくさん観光客がいました。
ロンダってわたしは 英語の教科書で読んで 知ってたんだけど スペインだって
意識が今ひとつなかった。 もともと地理に弱い子だったので。


ロンダに入る前の風景。
スペインの典型的風景だと 夫はいいます。
椎の木。
これぞ スペインの普遍的風景。
石壁ではなく 古城ではなく
この椎の木のある風景。
最近は 松が増えてきて だんだん 失われつつある風景ですが
このどんぐりをたべて イベリコ豚は育ちます。
だからこそ スペインの典型的風景。

こういう写真 どこかでご覧になった方 多いと思います。
あ そうだ ビールの宣伝にもなっていました。
アサヒビール 崖の上編
ロンダ・レポート 明日につづく です。
2012年 08月 28日
過去のささやき ホタを見よう

写真を見ると 思い出がこまやかになりますね。
Sちゃんのささやくようなふわふわした話し方を急に思い出した。
浮浪者のおっちゃんを見つけたときの 目の輝きとか。
見て あの人 芸術家よ
わたし 話してみたい。
あの あの おじさん
おはなししても いいですか?
おじさん 芸術家でしょ?
おじさん きらきらした目でふりむいて ゆっくりうなずく。
「そ おいら 芸術家だよ」
やっぱりーーー
Sちゃんはいつもあんな感じ。
やわらかくて 現実味がなくて そして さりげなく積極的で。
彼女のおかげで 存在の耐えられない軽さ に出会った。
まず映画を一緒に見て
うーーん ヨーロッパの風景は わたしをあのときの気持ちにしてくれるの
あの日は 日本橋に ホタというスペインの踊りを見に行った。
フラメンコが有名だが ホタは アンダルシアではなく もっと北の地方の踊り。
もっと軽く おどって 白いストッキングがかわいい。
男の子の衣装もチロルっぽい。
バレエの先生でもあるSちゃんは この踊りはさりげないけど
ものすごく筋肉がいるんだと 説明されて ふむふむと見入る。
やさしい時が流れて わたしはここにいる。